元町安心安全パレード

3日(憲法記念日)のザ・よこはまパレードに続き、5日(こどもの日)は元町安心安全パレード。これは会場警備ではなくパレードへの参加である。「元町商店街は安全なショッピングストリート。どうぞ安心してお買い物を楽しんで下さい。」という主旨で始まった元町SS会のイベントで、もう今年で9回目だとか。当時のK理事長の発案で、「我々の街を守ってくれる警察と消防は大事にしなければいけない」という理念から神奈川県警(加賀町警察署)と市消防局(中消防署)が主役のパレードである。しかし商店街としては客寄せも大切な要素であるから、毎年1日警察署長と1日消防署長として著名人を招いてパレードを盛り上げている。今年の1日警察署長はAKB48小田えりなさん(昨年に続き2回目)、1日消防署長はトライアスロン日本代表の田山寛豪さんである。

当初から加賀町消防団もこのパレードに隊列をつくって参加してるのだが、ただ商店街を練り歩くだけでは面白くない。折角の機会なのだから何かもっと消防団をアピールできないかとずっと構想を練っていた。そして私が第3分団(元町方面管轄)の分団長に就任したのを機に、商店街側と交渉して消火訓練を披露させてもらう承諾をもらった。勿論多くの来場者の方々に水しぶきがかからないことが条件である。何しろ「安心で安全なイベント」なのだから。分団内でいろいろと検討した結果、小型ポンプ操法を展示(演技)することとなった。しかも収め(撤収作業)まで行う旧操法である。

消防団の訓練は大量の水と騒音(ポンプのエンジン音)が出るために、日頃は人目につかないような場所で行うことが多い。このように大勢のギャラリーを前に訓練の成果を披露できるのは(2年ごとに開催される)操法大会くらいであるから、団員の張り切りぶりは大変なもので、4月初旬から土日の午前中は訓練に明け暮れるのである。

消防団員による消火放水訓練展示が加わって今年で4回目。年々操法も円熟味を増してきて、今年は1線2口放水にアレンジしての見事な出来栄えであった。消防団の演技の後は子供たちの放水体験だが、これも長蛇の列であった。男の子ならば一度は消防士にあこがれるであろう。こどもの日に相応しい素晴らしいイベントである。消防団を表舞台に出してくれたK理事長と元町商店街(SS会)に感謝感謝である。